採用定着士による未来志向経営者インタビューサイト

車と運転が好きでドライバーの仕事に就きました。
長男の誕生をきっかけに独立し、軽貨物運送からひとつひとつ経験を積み上げ、１０年前に法人化。法人化当初は、社員数5名トラック５台でした。

そこからＭ＆Ａを経て現在は延岡本社と宮崎営業所の２拠点、社員数６５人まで成長しました。
2023年には宮崎営業所を西都市へ移転し、運送・倉庫事業はもちろん、整備事業と車両のプリント事業をさらに拡大することが決まっています。


独立してから法人化する頃までは、３６５日トラックに乗りながら経営にかかわる業務も何でも自分でやってきました。

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社長がトラックから降りないと次につながらない。

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ある時、専務である妻から言われました。
頭では理解できるのですが、身体を動かしたかったし何よりトラックに乗るのが好きでした。
また当時は、人に任せきれないから自分でやっていた部分もあったと思います。


「誰かに任せて育てていかないと、社員も育っていかない。」
専務のこの言葉に背中を押され、少しずつ自分の動きを変えていきました。

自分としては全体を分かっているつもりでいるけれど、トラックに乗っているとどうしても自分の手の届く範囲しか見えていないんですね。

トラックに乗らない時間が増えて、人の教育や配置に時間と労力を使っていったら、目に見えて仕事も増えて色んなやりたかったことが前に進み始めましたし、一歩引いて全体を見るようになると全体を動かすことができることを改めて実感しました。


以前は取引先の集まりや忘年会など経営者の集まりの場にも、社員を出席させていたこともありました。
お恥ずかしい話ですが、正直そういう場が苦手だったし面倒くさかったんですよ（苦笑）。

でも専務と一緒に自分で出席するようになって、色んな人と出会い、繋がりがどんどん増えました。
そんな中でゴルフを始めて、ゴルフをとおしてさらに色んな関係先との付き合いが増えました。

今ではすっかりゴルフの魅力にハマってしまって、楽しみながら身体も動かせて、仕事にも繋がって良い事づくしですね！

これは仕事に限らずだと思うのですが、
しかめっ面しているよりも笑顔でいる方が、みんな近づいてくれるし、心も開いてくれますよね。
だから「笑いながら仕事しましょう」と社員にはよく言っています。

キツイ仕事の時に冗談を言ったり、気持ちが上向きになるように声を掛けあったり。
社長や専務と社員との距離が近くフレンドリーな関係も当社の特徴です。

また、延岡本社にはトイプードルが２頭出勤しています。
この子達を通してその場が和み、自然に笑顔が生まれます。


社員にもお客様にも気持ち良くいてほしい、そのために出来ることはないか常に考えています。
仕事キツイ、給料安い、上下関係厳しい、といったイメージが運送業にはまだ根強いですが、当社は

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　　対応エリアは九州がメイン（超長距離は稀）
　　平等な賃金制度
　　利益が出れば賞与で還元していく
　　作業服や安全靴、帽子、ヘルメットは全て会社支給
　　作業服は年１回、新品を支給
　　社長や専務と社員との距離が近い
　　ちょっと良いお店で慰労会のお食事会
　　引越しやエアコンの取付作業などでお客様宅に入るときは新しい靴下に履き替える
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などに取り組んでいます。


また有難いことに、
「丸祐運送のトラック、よく見るよね！」と声を掛けていただくことも増えました。
素直に嬉しいですし、そうしたことが社員の誇りにも繋がるといいですよね。


実は先日、経営者仲間の社長さんが当社の社員と話す機会があったそうで、
「丸祐運送に変わって給与面も福利厚生も良くなって本当に良かった」と当社社員が話していたことをおしえてくださいました。
とても嬉しかったですね。

今後もお客様と社員の声を大切にしながら、お客様と社員の笑顔を増やしていきたいですね。

まずは西都市への営業拠点移転と、トラックの整備事業・プリント事業を軌道に乗せることが当面の最優先事項です。
その後は、働き方改革や燃料費の高騰など、この先を見据えて福岡県にも拠点をつくりたいと考えています。

これらを実現させるためにも、人の確保と育成、組織体制構築が急務です。

私がかつてトラックから降りて二番手三番手を育成することにシフトしたように、
社長と専務だけが会社全体の諸々を把握していても、またこの先には広がらない。
今はまだこの体制でできているかもしれないけど、今以上にはならない。

そうした想いから、まずは総務部門の強化や窓口の振り分け、採用と育成などに取り組んでいます。

外部から優秀な方を獲得していくことも重要ですが、昔から頑張ってくれている社員たちにも、より一層活躍して、この会社に勤めて仕事人生もプライベートも良かったと思ってもらいたいです。

その為にも私自身がそうだったように、目の前の業務をこなすことだけではなく、少しずつ視野を広げて後輩の育成やチームのマネジメントに関わるような役割を担えるように、教育を強化していきます。