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会社は社員の夢を実現させるための場所【株式会社climb】

一般社団法人 北海道採用定着支援ラボ

会社は"自分の夢を実現させる場"

会社のためにでなく、自分の夢のために会社を利用してほしい

企業理念にも掲げていますが、自社で働く従業員には「会社は自分の夢を実現するための場所」だと伝えています。
これは会社で与えられた使命を達成することで夢を叶える、といったような考えとは全然別物です。
各自それぞれの人生においてずっと思っているであろう自身の夢を会社を利用して叶える、会社は個人の夢実現のためにある場所だということです。
その一環として昨年末から新たにはじめた「札幌フローズンケーキラボ」では、普段業務用ケーキを製造している職人たちがそれぞれ作りたいケーキを自由に商品化し、自社店舗にて販売しています。
そして「ラボ」というだけあってここはある意味実験場なんですね。自分が作りたかったケーキが果たして一般のお客様に求められている味なのかどうか、まずは作って試してみる、というように使ってもらっています。そのため利益は二の次。ラボでの自由なケーキ作りを通して、成功と失敗を経験してもらっています。その経験が普段のケーキ製造の業務にも活きてくるというわけなんです。
また、会社の目標として「ホールディングス化」があります。従業員が実はこんなことに挑戦したかった、という夢があったとして、それを行うために会社を辞めるのでなく、会社の中でそれができるようバックアップできるような環境をつくっていきたい。
「climb」という社名は「登る」という意味なのですが、厳密に言うと「手足を使って登る」ことを意味しています。当社で働くスタッフが自分の手で夢を掴みにいけるよう、会社はその支援を全力で行っていきたいと思っています。

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評価基準は「仲良く楽しく仕事ができるか」

自分自身職人時代に思っていた「理想の職場」を。

面接の時に必ず皆さんに聞いているのが「仲間と一緒に楽しく仕事ができますか」という質問。
うちは洋菓子製造工場ですので、お菓子作りの職人たちが集まっているような職場です。
中には技術向上や業績拡大のため、あるいは個人が思う理想の働き方を実現するために、仕事に馴れ合いは必要ないと考える人や、マイペースに働きたい、仕事を仕事と割り切ってそこに楽しみを求めない人もいると思います。その考えを否定するつもりはないのですが、恐らくそういう方はうちとは合わないかもしれません。なぜならうちは多少手が遅くなってもみんなが楽しく働けることを何より大事にしているからなんです。なので本当働いているスタッフは皆楽しそうに仕事をしていますね。笑い声が聞こえてきてもそれで社長が怒るなんてことは絶対ありません。そうやってみんなが楽しくイキイキ働けるならそれに越したことはないですからね。
こういう考えに至った背景には、私がまだ社長に就任する前10年近く職人として現場にいた経験があったからです。あの時「こんな職場だったらいいのに」と思っていたことを、社長になった今少しずつ実現している、というような状況です。
なので会社の方針として「みんなが楽しく働ける職場づくり」を推進していますし、評価制度にも「みんなと仲良くコミュニケーションがとれるか」といった基準も設けていたりします。

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新しい挑戦、そのきっかけをくれたのは「コロナ」

コロナは最大のピンチであり、最高のチャンスでした。

もともとホテルや機内食で使われる業務用ケーキの販売を経営の主軸にしていたのですが、3年前に始まったコロナの影響でその需要がぱったりなくなってしまったんです。本当ほぼゼロの状態、まさに経営の危機ですよね。これはなんとかしなければならないと考え、いろいろ試した中で始めたうちの一つ「券売機」でのケーキ販売がヒットしました。
「券売機」でのケーキ販売は製造工場にラーメン屋とかでよく見るあの券売機を設置し、購入した券とケーキをパーテーションをはさんで交換するというもの。一貫して非接触であること、工場できたてのケーキを購入できること、あとはこのような販売形態の物珍しさもあったと思いますが、話題が話題をよんで某朝の情報番組等メディアでも多数取り上げていただき、ピーク時には工場に長蛇の列ができるほどでした。
そこから発展して新しく始めたのが「冷凍ケーキ自販機」。まだ当時はメーカーに問い合わせてもどこも冷凍ケーキを販売できる自販機がなかったのですが、登場したと同時に即実行。日本初の冷凍ケーキ自販機として売り出すことができました。こちらも券売機に続いて好調に売上を伸ばし、現在も札幌市内に4ヶ所設置販売をしています。
本当を言うとコロナの前から経営状況はあまりよくなかったので、なんとかしなければならないという思いはそれ以前からあったのですが、コロナがなければ主軸であった業務用ケーキの販売をどう立て直すか、という発想から抜け出せなかったと思います。
コロナによってその道も絶たれ絶体絶命に陥ったからこそ、最高のチャンスを引き当てることができたと感じています。

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会社情報

会社名略称. 札幌フローズンケーキラボ
会社名 株式会社climb
理念・使命 【経営理念】
目先のことより今後を見据えた考えを持ち一致団結し、
会社を使って我々の夢と希望を実現する

「安心・安全・また利用したい」を地域・取引先に
感じてもらえる商品への要望を知識と技術を鍛錬し形にして提供する

常に環境に合わせ臨機応変に順応しお互いを高めあう会社を目指す
会社名 北海道札幌市厚別区厚別北2条3丁目1-1
代表者名 佐々木 亮太郎
最寄駅 JR「森林公園」駅 徒歩7分
失敗談・成功談 これまで経営の主軸としていたホテルや機内食等の業務用ケーキ製造が、コロナの影響で一気に需要がなくなり、どうにも立ち行かなくなった時にはじめた工場隣接での「券売機」によるケーキ販売がヒットしたことですね。
非接触で工場できたてのケーキが買えるということで話題になり、ピーク時には工場横に長蛇の列ができるほどでした。
そこから発展して日本初の冷凍ケーキ自販機をはじめたのですが、これも想定を超える成果を上げることができました。現在も札幌市内4ヶ所に冷凍ケーキ自販機を設置販売しており、売上も好調です。
ただ、当然ですが成功ばかりではありません。一つの成功の裏には、それはもう数え切れないくらいの失敗がありました。大切なのは失敗しても挑戦をやめないこと。あきらめずに進めたからこそ手にできた成功だと思っています。
3年後ー5年後の目標 ホールディングス化。今はまだ2社ですが、これをどんどん増やしていきたい。

例えば洋菓子製造している社員が全く別の新しい何かを始めたいと思った時、会社を辞めてイチから動くのではなく、会社の中でその夢を実現できるような土壌を用意しておきたいと思っています。
その時私はもう社長ではなく完全に実務からはなれて、ホールディングスのそれぞれの会社を回って管理するような立場にいたいですね。
新規事業・チャレンジしたいこと 目下、昨年末令和4年12月に始動した「札幌フローズンケーキラボ」ですね。一番の特徴は全く新しい「フローズンケーキ」への挑戦です。
凍ったままアイスケーキとして食べるもよし、半解凍で食べるもよしですが、アイスケーキと違うのは、解凍したら普通のケーキとして食べられるという点です。さらに冷凍しておけば1ヶ月間日持ちするので、贈り物としても最適です。
また「ラボ」と銘打っているだけあって、利益目的ではありません。うちの製菓職人が作りたいと思うものを試せる場です。プランニングから資材の調達、製造まで自由に行えるので、職人としての夢実現のためにチャレンジしたいと思う方には絶好の舞台ではないかと思います。
こんな人に会いたい 新しく挑戦することにポジティブに動ける方。やはり会社自体が自販機でのケーキ販売やフローズンケーキといった、これまでどこもしてないような新しいことに挑戦するような体質なので。
あとはそういう環境に身を置いて、お互いに高め合える人。といっても社員はライバルで殺伐とした厳しい環境みたいなものとは真逆です。うちは本当にスタッフ同士仲が良く、日々笑い声が聞こえてくる職場です。
そういった環境に溶け込めて、楽しみながら成長することに理解できる方にお会いしたいと思っています。
組織図・組織構成 株式会社climb
事業内容 洋菓子製造・卸売業
メッセージ これから北海道、札幌の経済を盛り上げていく存在になれると思っています!
明るい未来に向かって一緒にワクワク楽しく働きましょう!
その他 最近見つけたリフレッシュの方法が、着信を通知する腕時計を外し自宅のベランダで横になって空を見上げること笑
お酒を飲みながらとかだと最高に美味しいですね!
以前は毎日欠かさず自転車も乗ってましたが、最近は仕事とゴルフが忙しくて全然乗れてません泣
応募の流れ 当社にご興味のある方はまずインタビュアーである、
採用定着士を通して、ご相談下さい。
採用定着士の事務所名 一般社団法人 北海道採用定着支援ラボ
採用定着士の氏名 杉田 慎吾

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採用定着士情報

今回の社長インタビューは下記の採用定着士が記載しました。
尚、ご興味がある際への当サイトからの連絡は採用定着士を通してお願いします。

事務所名 一般社団法人 北海道採用定着支援ラボ
住所 北海道札幌市北区北六条西6丁目2福徳ビル3F
事務所HP http://www.hokkaido-lab.com/
企業のセールスポイント 3年後のビジョンに活源(カツゲン)!「北海道の未来を見据えて一緒に成長していける会社」に対して「人の側面での課題解決」を行っています!
大切にしている考え方 "どさんこサスティナブルセカイ LaB. " ラボは、どさんこによるサスティナブルな経済・地域・社会の創造を研究し続けます
事務所からのメッセージ "ドリームズ・カム・トゥルー" ラボは、夢実現に向けて採用と定着の二軸でサポートする永続的な伴走馬です
保有資格 特定社会保険労務士、行政書士他

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編集後記[インタビュアー杉田]

皆さんイキイキと楽しそうに働いているのがとても印象的でした!

工場を訪問してまずいいなと思ったのが、スタッフの明るい笑顔と楽しげな雰囲気。
「今日は撮影もあります」と事前にお伝えしてましたので、カチッときれいなスーツで社長にお迎えいただいたのですが、事務所にいたスタッフから「昨日の方がキマってましたよ」と一言(笑)そんな話も気兼ねなくできる社長とスタッフの距離感の近さがclimbさんの大きな魅力なのだと感じました。インタビュー中も隣接する事務所からは笑い声が聞こえてくるくらい皆さんとても楽しそうに仕事をされているのが印象的でした。
また、インタビューを通して佐々木社長の「スタッフみんなの夢を叶える場所でありたい」という想いを強く感じました。その実現に向けて動き出した「札幌フローズンケーキラボ」は、とても面白く魅力的な取り組みだと思います。
パティシエとして楽しく働き続けたい、自分の夢を実現させたい、といった希望を持つ方にはclimbさんはピッタリの職場だと思います!

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