未来志向経営者インタビューサイト「社長タイムズ」

目良氏は1978年5月25日、（現）大阪府堺市美原という町で生まれました。
子ども時代は地元で過ごし、中高時代はバスケットボールに情熱を注いでいたスポーツ女子だったそうです。

エステへのきっかけになったのは、小学校5年生の頃で初潮を迎えると同時に肌の悩みが始まりすごく悩んだ記憶があるそうです。
しかし体育学校でのスポーツだったのでそれほどのケアもせずに高校までスポーツ女子として活動をされました。

-エステとの出会い（きっかけ）-
そんな目良氏が高校を卒業するとき、将来の仕事として、国際的な環境で英語を活かすことができるホテル業界で働くことに興味を持ったそうで、父親に相談しました。
しかし、父親からは大反対に遭い、いろいろと悩んだ結果、断念しました。
そして、結果として、父が経営するハッピー商事株式会社という会社のエステ事業部に高校卒業と同時に入社することになります。
今思えば、反対した理由もいろいろといわれましたが、自分の会社に入れてエステの事業をやらせたかったのだと思っています（笑）

入社初期は自己の肌の問題があったので、自社が取り扱う化粧品とエステの知識を深め、自分でもいろいろと試してみました。
その結果、自分の肌が改善された体験が力となり、何よりもお客様から相談を受けるようになり、その体験が信頼を得ることにつながり、自身の成功体験となりました。
同時に、お客様の数も増加し、仕事に対しての自信も深めていったそうです。

これが、目良氏がエステ業界一筋のキャリのスタートでした。

それでは、目良氏の社長タイムズスタートです。

目良氏が入社したハッピー商事株式会社は、目良さんのお父さんが経営していた会社です。
初めはサプリメント販売が主な事業でしたが、目良氏が入社と同時に、新規事業で始めようとしていたエステティックサービスに力を入れるようになりました。

これは、最初はそんなにやりたいと思う仕事ではなかった目良さんも持ち前の負けん気と努力によって、そして何よりも彼女自身が肌に悩みを抱えていることでエステや化粧品、そしてサプリメント等をバランスよく組み合わせることで肌の改善されていたのをきっかけにお客様も増え、エステの仕事にはまり一生懸命に仕事を覚えていかれたそうです。

そんな仕事が楽しくなってきた19歳のとき、母親の病気の看病で時短勤務を余儀なくされます。
これをきっかけに色々と考え、一旦会社を離れる決意をし、転職をして大手エステ企業での勤務を開始されます。

この会社では多くの知識や技術などを学ぶことができました。
しかし、23歳のとき父が病気となり、父が経営する会社に戻ることになりました。
その後すぐに、お父様は他界され、その当時の専務が社長に就任し、自身は管理職としての責任を担うことになります。
これからのしばらくの間は、信じていた従業員からの裏切りや、自身の職業的な考え方と会社の考え方などの間で葛藤しながらも、仕事をこなし、会社とともに成長して来られたのだと思います。

そして、2022年の2月に自分が持っていたハッピー商事株式会社の株を会社に譲り、自分でエステの会社をやると決断をし、株式会社Happinessを設立しました。

-未来への展望-
株式会社Happinessは３年以内で大きな成長を目指しています。
具体的には、サロン事業のスタッフを現在より３〜４人増員し、売上を約2倍に伸ばすことを目標としています。

この目標を達成するためには、積極的な採用活動と教育プログラムの充実が鍵となります。
また、新規事業の取り組みとして、このビルの4階にマシーンピラティスなどの新しい事業を展開し、エステとトレーニングの組み合わせによる新しいサービスモデルを確立する計画もされています。

また、個人的な目標としては業界内でのコミュニティ構築を強化し、情報共有と協力の場を提供することに注力しています。
また、大手メーカーとの連携を深め、定期的なセミナーや月一の勉強会を開催することで、サロンオーナーへのサポートを強化し、業界全体の知識向上と技術の底上げを図っています。

株式会社Happinessは、目良氏のビジョンと経験を基に、美容業界において革新的かつ持続可能な成長を目指しているのです。

-目良氏の経営哲学-
目良氏は、自らの経験を生かして、会社の経営にあたって人中心の哲学を強く持っていらっしゃいます。
その哲学を元に、彼女の経営する株式会社Happinessでは、「日本一人をハッピーにする」という人生理念に基づき、顧客だけでなく、従業員にも積極的に価値を提供されています。

会社の理念としては「上質の幸せを提供する」と位置づけ、特に女性が自分自身を満たすための支援を重視しています。
これにより、社会からいじめや差別がなくなることにつながると信じて日々仕事に取り組まれています。

目良氏は人々との出会いを大切にし、「愛、笑顔、前向き、ハッピーを与え続ける」という人生ビジョンを持って日々の業務に取り組んでいます。
これは、社員や顧客に直接的な影響を及ぼし、組織全体のポジティブな雰囲気を形成することに役立っていると感じました。

-人材育成の方針-
株式会社Happinessでは、単に売上を上げるツールとして社員を見るのではなく、各個人の可能性を信じ、サポートすることに重点を置いています。

目良氏が過去に経験した苦労や学びを生かし、社員一人ひとりの成長を促すための環境を整えています。
具体的には、採用から始まる教育カリキュラムを組んでおり、新人が職場に馴染みやすいようにサポート体制を確立しています。
また、アチーブメントで学んだ考え方に基づいた人材育成を行っています。
これにより、スタッフはただ指示に従うのではなく、自ら考え、行動する力を身につけることができます。

目良氏は、社会にとって必要な人材を育成することに情熱を注いでおり、スタッフ一人ひとりが自分の人生を豊かに生きるためのツールとして仕事を捉えられるよう努めていらっしゃいます。

業界への貢献と社会的取り組み
目良氏は、美容業界における知識と技術の底上げを使命としています。
欧米ではエステティシャンが国家資格として認定される中、日本ではまだそのような制度が整っておらず、業界全体のリテラシーが低い状況にあります。

これに対応するため、目良氏は正しい知識と技術を伝えるための教育プログラムを提供し、エステティシャンのプロフェッショナリズム向上に努めています。

また、自社の直営サロンだけでなく、他の美容サロンに対しても技術指導やコンサルテーションを行い、業界全体のサービスレベルを向上させるための取り組みを行っています。
これにより、顧客満足度を高めると共に、サロンスタッフのスキルアップも図ることができるといいます。

-社会との関係の強化-
目良氏は、エステ業界だけでなく、社会全体への貢献も大切に考えています。
特に、女性の社会進出を支援するための環境を整えることに力を入れており、妊娠、出産、育児を含む女性のライフステージ全般にわたる支援を提供しています。
これらの姿勢や取り組みは、女性が職場で活躍し続けるための支援だけでなく、自己肯定感を高めることにも繋がっていると感じました。

-読者へのメッセージ-
目良氏からのメッセージは、すべての女性が自己肯定感を高め、社会で活躍できるよう支援することに寄り添います。
「私たちは、エステティックサービスを通じて全ての女性のコンプレックスを解消し、自己肯定感を高めるお手伝いをしています。
働くスタッフの自己実現の場を提供しながら、社会を良くしていくことを目指しています。
一人ひとりが笑顔でいられる社会の実現に向けて、日々努力を続けています。」

このように、目良氏は美容業界を通じて、個人の幸福感の向上だけでなく、社会全体のより良い変革を目指しています。

これらの活動は、彼女の経営哲学と完全に一致しており、彼女のリーダーシップの下で株式会社Happinessは今後も成長を続けるでしょう。

初めてお会いした目良社長は、とても素敵でとても力強い経営者であると感じました。
インタビューの中で、エステで社会を変えたいという思いが強く想像通りの経営者さんであると思いました。

これから、ますます、本当の意味で女性が社会に進出をして活躍をする時代が来ると思いますし、その疲れをいやして家族を真の意味で守ってくれている母であり妻である女性のための会社になっていかれるだろうと感じました。

エステは社会的にも日常のものになりつつあるのではと思っています。
これからますます日常から当たり前の時代が来て、その中で目良社長が育てたエステティシャンが全国の女性を癒してくれることで日本社会が平和になっていってほしいと思いました。

ぜひ、ご自身のご褒美にエステという選択肢を！