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高性能グリスフィルターのレンタル事業【株式会社ダイフィル 代表取締役 多島 彰秀氏】

【インタビュアー 採用定着士 野田 亨】

【多島社長のプロフィール】

多島社長は、鹿児島県奄美大島で生まれ、現在57歳です。彼はゴルフが趣味で、月に2〜3回、約10年間にわたってプレーしており、ホームコースは加東市にあるレークスワンです。
学生時代は柔道や空手をやっており、アクティブに行動を行なっていました。
家族構成は、妻と2人の娘(27歳は東京に住んでおり、24歳は長野に住んでいます)です。

1992年10月、多島社長は前職の会社の創業者の一人である副社長が新事業として始めた事業の一員としてキャリアをスタートし、約3年間勤務しました。
阪神大震災時に、勤めていた会社は神戸の御影に自社ビルを持っていました。その建物は外観は無事でしたが、内部は物が散乱し大変な状況でした。
その時、社長は建物の片付けを優先するよう指示しましたが、元副社長は人命を優先すべきだと考えて思いが対立していました。

元副社長と同じ思いだった多島社長は震災の翌年の2月に一緒に会社を辞めて、元副社長が社長となり900万を出資、多島さんも100万を出資して新たな会社を一緒に設立することにしました。
新会社での事業は、東大阪市の新庄で25坪の倉庫からスタートしました。
当時新規の起ち上げ当初は、営業は多島さんと新人一人で苦労もありましたが、とても楽しく仕事をしていました。
創業から3年が経ったころ、事業は順調に拡大をしていき、手狭になった事務所の移転計画が上がります
候補として上がった東大阪の長田の現在の事務所の隣にある150坪の土地でした。
当初は約6倍の土地に2階建ての自社使用の建物を立ててもらうという計画でかなり広いなと思いましたが、フィルタービジネスの成長を考えると何とかなるだろうと決断しました。
その翌年2000年には東京にも進出し営業活動も拡大して行きました。
その後、数年で長田の事務所も手狭になり隣の空いた土地の購入を考え購入出来ないかお願いしたのですが、ここは先祖代々の土地で売れないとお断りされました。
仕方なく100メートルほど離れた場所で250坪ほどの倉庫を数年間借りていましたが、もともと候補としてお願いしていた土地の所有者の方が亡くなり相続となりその際に売りに出されたので現在の土地を購入して新しく新社屋を建てることになりました。
当初は2〜3階建ての建物の構想でしたが、将来の発展を見越して6階建てを建設することを決めて、着工して、平成23年に建物が完成しました。

ここから、ダイフィルの多島社長の物語がスタートいたします。

それでは、社長タイムズスタートです。

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【ダイフィルのご紹介】

ダイフィルは、食品産業における厨房環境の改善を使命とし、その先進的なアプローチで業界に新たな潮流をもたらしています。
創業以来、同社は主に業務用グリスフィルターのレンタル事業を飲食店やスーパーマーケットを中心に展開し、食品業界における厨房環境の安全性と快適性を向上させることに尽力しています。
この約三十年間の歩みの中で、ダイフィルは環境保護と技術革新に重点を置き、特に排水処理技術の向上に積極的に取り組んできました。
環境への配慮と持続可能なビジネスの追求が同社の信念であり、その取り組みの結果、2000年にはISO14001の認証を受けるなど、環境管理システムの先駆的な取り組みを実現しました。
ダイフィルは、その革新的なアプローチと継続的な努力によって、食品産業におけるリーディングカンパニーとしての地位を確立してきました。
厨房環境の安全性と衛生管理に対する同社の取り組みは、多くの取引先や顧客から高い評価を受けており、業界内外で高い信頼を築いています。

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【ダイフィルの企業文化】

多島社長は、ダイフィルの成功を追求するだけでなく、社員の成長と幸福も重要だと、そのためには、企業文化の醸成と従業員の福利厚生の向上に積極的に取り組み、結果として社員が自己実現を果たせる環境を築き上げていければと考えています。
従業員が自己実現を果たせるような環境づくりに尽力することは、多島社長にとって重要な使命の一つです。
彼は、社員が自分自身を成長させ、キャリアを築くことができるような教育プログラムやキャリア開発支援を提供することに注力しています。
また、ダイフィルでは、社員が働きやすい環境を整備するための様々な取り組みも行われています。
フレキシブルな勤務制度やワークライフバランスを重視した政策など、社員の幸福と満足度を高めるための施策が展開されています。
このような取り組みの結果、ダイフィルは社員から高い評価を受ける企業文化を築き上げました。
従業員は、ダイフィルに入社して良かったと実感し、会社に対する忠誠心や熱意を示しています。
多島社長は、自分の能力を十分に発揮できる環境で働き、個々の成長と成功に向けて支援を受けることができると感じており、その結果、会社全体がより強力で統合されたチームとして機能しています。
多島社長のリーダーシップのもと、ダイフィルは社員の幸福と成長を大切に考え、企業文化の醸成と従業員の福利厚生の向上に取り組み続けています。
これからの多島社長の使命感とビジョンに基づき、ダイフィルは社員と共に成長し、成功を築いていくことでしょう。

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【順調だった会社が迎えたコロナ禍】

2020年に発生した新型コロナウィルスはダイフィルにどのような影響を与えたのでしょうか?
まず起こした行動は、従業員を守ることでした。これに対応するため、多島社長はコロナ融資として1億円を借入れ、従業員に対して会社からの退職勧告はしないので安心して働いてくださいと説明を行ったそうです。一部の社員は離れていきましたが、多くの従業員は残ってくれました。
次にとった行動は、コロナウィルスの影響を受けて閉めてるお店に対して、フィルターのレンタル費用は請求しないという施策でした。これによって売上が3割ほど減少しましたが、仕入をしなくなったことで利益は5割ほど上がりました。
今後の事業戦略としては、従来のプッシュ型営業だけではなく、SNS等を取り入れたプル型営業への転換を図り、新しいプロジェクトもスタートもしています。
特に、ダイフィルのコアなお客様である飲食店を支援するウェブサイトの立ち上げて集客のサポートをしたりフィルター以外の商品等も購入いただけるようにしていきたいと考えています。
その一環として現在最高級おしぼり事業への参入をされています。
このおしぼり事業では、コロナウィルスにより関心が高くなったお客様の為に、使い切れる高品質おしぼりを提供することです。これはダイフィルのフィルターの代理店の企業と一緒にスタートされています。
さらに、設備関連のビジネスにも注力し、M&Aを視野に入れた戦略を立てています。
これらの施策は、コロナという危機をバネにして一気に事業を進めるきっかけとなり、今後の展開が期待される状況です。多島社長は、厳しい環境下であっても事業の多角化と革新を図り、会社を次のステージへと導いています。

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【メッセージ】

飲食業界は、多くの挑戦に直面していますが、私たちの役割はこの業界が直面する問題を理解し、それに対応することにあります。
私たちは30期にわたり、食の業界におけるお客様のニーズを第一に考え、その信頼に応え続けてきました。
多くの方々が「飲食店を相手にする事業は大丈夫か?」と懸念されるかもしれませんが、私たちはこれまでの実績と経験を生かして、業界の持続可能な発展を支えています。
特に、私たちは飲食店の安全を守るため、定期的にフィルターのメンテナンスを行い、火災予防と設備の維持を促進しています。
故障や異常があれば、それがお店の運営にどれだけ貢献しているかを店舗側に気づかせることも重要です。
このようにして、飲食店の運営をサポートし、業界全体の幸せと成功を目指しています。
今後も私たちは、飲食業界が直面するさまざまな課題に対して、積極的に取り組み続ける所存です。
食の安全と業界の発展に寄与するため、さらなるサービスの向上を追求し、お客様と共に成長していきたいと考えています。

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会社情報

会社名略称. 株式会社ダイフィル
会社名 株式会社ダイフィル
理念・使命 理念
安全で快適な、職場環境づくりのお手伝いのために
私たちは、油、空気のクリーンに関連する製品の開発、販売を通じて顧客満足の向上と地球環境に対する貢献を目指します。
私たちは、お取引先様、従業員、株主が満たされるために、損得ではなく善悪、美醜で行動を起こします。
私たちは、プラス思考で考え、未来を変えるための行動を起こし続け、成長し続ける企業であり、人となります。
会社名 〒577-0012 大阪府東大阪市長田東3丁目1番31号
アクセスマップ 地図を開く
代表者名 代表取締役 多島 彰秀

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取材者情報

今回の社長へのインタビュアーのご紹介です。
「話を聞きたい!」からお問い合わせを頂いた場合は運営会社の株式会社イイネ人材サービスを通して、各インタビュアー者よりご連絡させて頂きます。

事務所名 【インタビュアー 採用定着士 野田 亨】
住所 大阪府大阪市中央区内本町1-1-10五苑第二ビル3F
電話番号 0120-792-770
事務所HP https://h-around.com/
企業のセールスポイント 当社は、「採用」が変われば「企業」が変わる!をモットーに、
企業の人材採用力、人材定着力アップを支援する会社です。
当社クライアント様で、独自性を持ち、また将来に向けて前向きに
経営をされている会社様をご紹介いたします。
大切にしている考え方 「採用」が変われば「企業」が変わる!
事務所からのメッセージ 未来経営を始めると会社が加速し始めます!一緒に未来経営やりませんか?
保有資格 採用定着士

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採用定着士 野田の目!

お客様と従業員を見続けてきた多島社長!

創業から現在に至るまで、お客様と従業員を見続けてきた多島社長だからこそ、今の会社があるのだろうと感じました。
コロナ禍に飲食店のお客様で営業していない店舗様への請求をしないと決断をされたり、会社のクレドを従業員に作らせたり、とにかくお客様と従業員と真剣に向き合い大切だと考えてきた結果のでしょう。
従業員に対しても、会社がリストラをすることはないと宣言をされたと伺いましたが、どれほど安心をしてこの会社でよかったと思えたかは容易に想像がつきます。
これからは、お客様の役に立つ新しいビジネスを展開していきたいと考えていらっしゃいますが、それもキット、多島社長の熱い思いと従業員の取り組みで成功されだろうと感じました。
今後のダイフィル様の発展を祈願してやみません。

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