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ひととのつながりを大切に【株式会社クーディビジョン 代表取締役 木村 惠氏】

【インタビュアー 採用定着士 野田 亨】

木村惠さんのご紹介

木村惠さんは、守口市で生まれ育ちましたが、現在は松原市にお住まいです。
木村さんは、株式会社クーディビジョンの代表取締役として、「アーチ結婚相談室」を運営しています。
結婚相談業界での知見と経験を生かし、お客様一人ひとりに合わせた細やかなサポートを行うことで知られています。
木村さんの職業はただの結婚アドバイザーにとどまらず、人と人とのつながりを深めるスキルを活かして、クライアントの企業内においてもその能力を発揮されています。
さらに、彼女は「SDGsアドバイザー」としての資格を持ち、国際SDGs推進協会から認定されています。
これは、持続可能な開発目標を推進することに関連した専門知識を持っていることを示しており、ビジネスの場だけでなく、社会貢献活動においてもその知識を活用しています。
木村さんはご自身のことを「人間関係のプロフェッショナル」として認識をしており、この能力が非常に高いです。
これは、彼女が長年にわたり培ってきた人と人との関係を築くための洞察と技術に基づいています。
また、現在参加している異業種交流会においても、木村さんの能力はいかんなく発揮されており多くのプロフェッショナルとのネットワークを築かれています。
木村さんのキャリアは、新卒でJSコーポレーションに入社し、そこでの7年3ヶ月にわたる営業職での経験が彼女のビジネススキルを磨く基盤となりました。
情報誌の広告を通じて、特に専門学校の情報誌分野での成果を挙げ、組織の成長に大きく貢献しました。
このように多岐にわたる経験と専門知識を持つ木村惠さんは、結婚相談業界で顕著な成果を上げ、多くの人々に影響を与えています。
彼女の専門性は、単にビジネスにおける成功に留まらず、人々の生活の質を向上させるための持続可能な方法を提案し続けています。
それでは、木村さんの社長タイムズスタートです。

話を聞きたい!

木村惠さんの経歴と専門経験のご紹介

木村惠さんは、現在結婚相談業界で長年のキャリアを持つプロフェッショナルです。そんな木村さんがどのようにして現在の仕事につき、ポジションを得たのかについて質問をしてみました。
まずは、木村さんの職歴です。
彼女は新卒でJSコーポレーションという情報誌を扱う会社に入社しました。
この会社での約7年3ヶ月の勤務は、彼女の営業スキルとチームマネジメントの基盤を築く重要な時期となりました。
JSコーポレーションでは、情報誌の広告営業に携わり、特に専門学校向けの情報誌で市場をリードする成果を上げました。
彼女の専門学校情報誌の担当クライアントは東京、名古屋、大阪の各地にわたり、さらに、他の分野、結婚、就職、大学、短大向けの情報誌の立ち上げにも参加します。
その間、制作、企画、社内規定(人事評価)、採用等の構築にも携わりとにかく忙しく業務を行っていました。
今では考えられない働き方ですが、その時はそれでやりがいを持って楽しく取り組んでいたと言います。
ばりばりと頑張っていたのですが、縫製業を営む父の入院がきっかけとなり実家の配送を手伝わなければならず退職をします。
しかし、縫製業だけではこの先を考えた結果難しいのではと判断をした木村さんは何かやれることはないかと思いながら業務を行っていました。その時、地元守口市のコミュニティFM放送局が新規で立ち上がることを知りました。そこで、JSコーポレーションで培った行動力を活かして、飛び込みでエフエムもりぐちの広告を扱う代理店になれないかと提案をしたところ快諾をいただけました。
少しずつ広告代理店の仕事を増やしていき、エフエムもりぐちがホストとなった全国コミュニティーFMサミットの総合代理店としてプロジェクトに参加しました。結果としては大赤字となりましたが大きなイベントを成し遂げた経験は貴重なものになりました。
このころプライベートでは結婚、出産等があり非常に大変な時期でもありました。
そこで、広告業だけではなくプライベートと両立ができる仕事は何かないかと考えます。子供のころ、自身の母親を思い出します。
母親は、個人的にお見合いをしてあげるほど「お節介な人」でした。地元の近くでは母が紹介をした夫婦が今でもいるくらいです。
これなら私でもできるのではとひらめきました。
さっそくインターネットで調べて東京で開催されている結婚相談所起ち上げのセミナーに参加してこれを事業としてやることを決意しました。
広告業だけではこの先、難しいと感じていた私にとって、結婚相談所はワークライフバランスを保ちながら、地域社会に貢献する新たな方法だと思いました。何よりも自分の特性を活かすことができると思ったのです。
結婚相談所を設立してからは、インターネットの普及を背景に、事業は急速に成長しました。
木村さんは自社のホームページを立ち上げ、デジタルマーケティングを駆使してクライアント層を広げ、サービスの質を高める努力を続けてきました。
特に、2006年のIBJの関西進出は、結婚相談所の業界に大きな変化をもたらしましたが、木村さんも、これを機にさらにサービスの質を向上させ、多くの成功を収めていらっしゃいます。

話を聞きたい!

失敗が木村さんを強くした!

【過去の一番の失敗は何ですか?】
木村惠さんの過去の失敗経験の中で特に印象深いのは、基金訓練校の立ち上げです。
一般的に基金訓練校は、ITや介護を主題とした教育プログラムを提供するものが人気でしたのでそれらの科目に特化した基金訓練校が多く存在していました。
ご主人はメイクスクールを起ち上げたいとの思いが強くその科目で立ち上げを行いました。
しかし、実際には、最初の3か月の1クールで数人しか集まらず、次の3クールは開催されずに事業が停止しました。
この事業のために専用の事務所も借りていたため、その失敗は資金的な損失としても大きかったです。
この経験から木村さんは重要な教訓を得ました。
一つは、「時代に流されず、自分が本当にやりたいことに集中することの重要性」です。
多くの人が成功していると言われる分野に簡単に飛びつくのではなく、自分自身が情熱を感じる仕事に専念することの大切さを学びました。
また、彼女はスタッフの誰が提案した事業であっても「自身が本当に望んでいる事業にのみ投資し、全社を挙げて取り組むべきだ」という考えを強く持つようになりました。
これらの失敗は、その後の事業展開や人生設計においても、より慎重かつ情熱的に取り組むベースとなっています。
木村さんはこれらの失敗を通じて、ただ流行に乗るのではなく、持続可能で意味のあるビジネスを創出することの重要性を深く理解することができました。
これは彼女の事業だけでなく、人生においても大切な指針となっています。
失敗から学んだ教訓は、新たな挑戦に臨む際の不安を和らげ、自信を持って前進する力を与えてくれます。

さらに、木村恵さんは49歳で乳がんと診断されました。
治療中はホルモンバランスを崩し感情は不安定になり、体調も当然よくない状態でした。
さらに、子供が不登校、家族が認知症等、数々の困難に直面しました。

これらの体験を経て、彼女は自分一人だけでできることは限界があると感じて、1対複数で始められるように、SNS、セミナーの開催、小冊子の作成等にも乗り出しています。

【未来展望】
木村さんは、結婚相談業務に留まらず、その枠を超えた多角的な事業展開を目指しています。
これは、多様化する消費者ニーズに応じて、様々なサービスを提供することで、さらに多くの人々の生活を豊かにすることが可能だと考えているからです。
個人的な将来の夢は、健康と経済面で自立した老後を迎え、二人の娘に負担をかけない生活を送ることです。
このように、木村惠さんとクーディビジョンは、結婚相談業界において確固たる地位を築きつつ、将来に向けてさらなる成長と事業の多角化を目指しています。
その過程で、人々の生活に寄り添い、真の意味での人生のパートナーを提供し続けることを目標にしています。

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メッセージ

木村惠さんの座右の銘「never up, never in」は、彼女の人生と事業を通じた取り組みの本質を表しています。
この言葉は、「決して諦めず、常に努力を続けるべきだ」という彼女の信念を示しており、困難な状況でも前向きに取り組む重要性を意味しています。
木村さんが、49歳で乳がんと診断された時も、彼女はこの信念に立ち返り、病気との闘いを乗り越えました。
また、同時期に家族の問題やビジネスでの挑戦に直面した際も、決して挫けることなく、新たな解決策を模索し続けることで多くの困難を克服してきました。
彼女の経験から得た教訓は、自身が創設した結婚相談所「アーチ結婚相談室」の運営にも生かされています。
木村さんは、人々が自らの人生において真の幸福を見つけられるよう、心からのサポートを提供しています。
彼女は結婚を人生の目的とするのではなく、一人ひとりが自立し、新しいチャレンジを恐れずに進む勇気を持つことを望んでいます。
その何かのきっかけになれば良いとも考えています。

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会社情報

会社名略称. 株式会社クーディビジョン
勤務先名 アーチ結婚相談室
会社名 株式会社クーディビジョン
理念・使命 人とのつながりたいせつに
当社は女児のスカートを手で縫製する企業として創業しました。縫製業では、「人」と「人」がリレーのように作業を繋げていかなければ一枚のスカートは出来上がりません。
広告業においても、電波や紙媒体に出稿する際「気持ちを入れる」と不思議と良い反響が得られます。電波や紙に載せるメッセージは「人」が「人」に向け作り上げるものです。
そして「ご縁をつなぐ」婚活という分野では、男性と女性をつなげることになります。
まさに人とのつながりを極めている仕事です。
そのご縁をつなぐ仕事は「人」が「人」へ気持ちを伝えることが最も重要です。
現代ではテクノロジーが発達し、自動運転がAIでできるまでになりました。
しかし「人」から「人」へ気持ちを伝えることが、人間にとって最も大切であると当社は考えています。
どんどん進むITやテクノロジーの中にも「人にしかできないこと」にフォーカスし、「人」とつながっていくことを大切にする企業でありたいと願っています。
会社名 530‐0041大阪市北区天神橋2-4-17 千代田第一ビル2階
アクセスマップ 地図を開く
代表者名 代表取締役 木村 惠

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取材者情報

今回の社長へのインタビュアーのご紹介です。
「話を聞きたい!」からお問い合わせを頂いた場合は運営会社の株式会社イイネ人材サービスを通して、各インタビュアー者よりご連絡させて頂きます。

事務所名 【インタビュアー 採用定着士 野田 亨】
住所 大阪府大阪市中央区内本町1-1-10五苑第二ビル3F
電話番号 0120-792-770
事務所HP https://h-around.com/
企業のセールスポイント 当社は、「採用」が変われば「企業」が変わる!をモットーに、
企業の人材採用力、人材定着力アップを支援する会社です。
当社クライアント様で、独自性を持ち、また将来に向けて前向きに
経営をされている会社様をご紹介いたします。
大切にしている考え方 「採用」が変われば「企業」が変わる!
事務所からのメッセージ 未来経営を始めると会社が加速し始めます!一緒に未来経営やりませんか?
保有資格 採用定着士

話を聞きたい!

採用定着士 野田の目!

「とにかく明るくて元気で、人が好きな人」が木村さんの私の第一印象でした。
その印象は2回目にリアルでお会いした時も変わることない印象でした。

しかし、さらに、人が好きで、人と人との出会いを大切にされている方だと感じました。
これまでの経歴では、営業、企画、デザイン、マネジメントなど多くの経験をされ、
それまでとは全くの異業種の結婚相談所を事業として始められて25年。

人と人とのご縁を紡ぎ続けてきた結果だと感じました。

これほどまでに、人に対して優しく
大阪で言うなら、少しおせっかいな方。

だからこそ、多くの人が木村さんの側に来るのだと感じました。

今後、新たなチャレンジを胸にもって更なる飛躍を願ってやみません。

話を聞きたい!