未来志向経営者インタビューサイト「社長タイムズ」

向井秀彰社長のキャリアは、彼の青年期からの情熱的な挑戦の連続である。若い頃からラグビーに熱中していた向井社長は、スポーツを通じてリーダーシップとチームワークの重要性を学び、これが後の彼のビジネス哲学の基盤を形成することになります
。
高校卒業後、彼の関心は人の体を癒し、助けることへと移り変わり、柔道整復師としての道を選ぶことにしました。
柔道整復師になるための道は容易ではなかった。
当時の専門学校への入学は非常に競争が激しかったのです。
そのため厳しい試験となりましたが、懸命な努力の結果入学を果たします。
入学をした専門学校での学びは、解剖学や生理学など、専門的な知識と技術を要求されるもので、向井さんは知識の習得や技術の習得に全力尽くすこととなる。
卒業後、彼は整形外科のリハビリテーション室でキャリアをスタートさせ、現場での豊富な経験を積むことで治療技術を磨き上げた。経験を積んでいくにつれて自信もついてきた。
満を持して独立を決意した向井さんは、自らの整骨院を開業する道を選ぶが、これには多大な困難が伴った。
それは、資金調達の問題、適切な場所の選定、顧客基盤の構築などの知識が必要だったが、これらのことは全くと言っていいほど知らなかった向井さんは、経営者としての試練を受けることとなった。
特に開業初期は、患者の獲得が思うように進まず、経営は厳しいものだった。
しかし、これらの困難を乗り越える中で、向井社長は経営に必要なスキルと経験を手に入れ、徐々に安定した経営を実現していくこととなる。

それでは、向井さんの社長タイムズスタートです。

向井秀彰社長が自身の整骨院を開業した当初、事業は数多くの困難に直面していた。
患者数の増加が見込めず、リピート客も少ない状況で、経営は極めて不安定だった。
向井社長は自らのビジネスモデルに疑問を持ち始め、何が間違っているのか、どのように改善すべきかを深く考える日々を送っていた。
この転機に、経営コンサルタントとの出会いがあり、その助言によって向井社長はビジネスモデルを根本から見直す決断をした。経営は厳しくこのコンサルタントの資金も義母から借りての参加であった。まさに崖っぷちだった。
このコンサルタントからの提案に基づき、マーケティング戦略と治療技術の両面で大幅な改革のチャレンジした。
具体的には、地域社会に密着したマーケティング活動を強化し、ホームページの制作とオンラインでのリスティングを行い、デジタルマーケティングの導入を本格化させるといったものだった。
また、治療技術の面では、背骨や骨盤の矯正技術を特化させることで、整骨院としての基本の徹底も追及した。

結果、これらの技術は患者様から高く評価され、特に慢性的な背中や腰の痛みに悩む患者様からの支持を得る結果に繋がった。
特に他院との差別化として力をいれたのが、患者様に対する接客サービスの質の向上だった。
そのために受付の接客研修を強化し、患者様一人ひとりに丁寧な対応を心がけることで、患者様の満足度を高めることに力を入れた。
これらの改革が功を奏し、顧客獲得に大きく寄与し、さらにはリピーターの獲得にも成功していった。
徐々に院の知名度が上がり、患者数が増加するとともに、売上も安定的に伸びていくようになった。

このタイミングで現マネジャーである頃末さんとの出会いがあり、これが大きく変えてくれたという。
頃末さんが入社後店舗の売上も大きくアップして、法人化することになる。

しかし、このタイミングで、向井社長が耳の病気のために半年間仕事が出来ない状態となる。
「大丈夫だろうか？」と心配はしたもののどうしようもなく、頃末さんに院長として店舗の運営を託した。
結果としては、過去最高売上を上げてくれた。
この経験から、向井社長は「自分はマネージメントに徹する」という大きな決断をしたのです。
その結果、2015年に2店舗目、2017年に3店舗目、2020年に4店舗目、2022年に5店舗目と着実に店舗を出店することになったのです。

向井秀彰社長が株式会社With a Smileの経営理念として掲げる「笑顔と一緒に」は、単なるスローガンではなく、会社運営の根幹を成す哲学であると言う。
この理念は、患者様だけでなく、働くスタッフの笑顔も大切にすることを意味しており、社員一人ひとりが充実感を持って長く働ける職場環境の実現を目指している意思表示でもある。
この実現のための人材育成においては、向井社長はスタッフの個々のキャリアパスを真剣に考え、それぞれのポテンシャルに応じた研修や教育機会を提供している。
例えば、新入社員には基礎から学べる体系的なトレーニングプログラムを用意し、経験者にはさらなる専門技能の習得や管理職へのステップアップを支援する。これにより、スタッフは自己実現を図りながら、患者様へのより質の高いサービスを提供できるようになる。
また、職場環境の改善にも積極的に取り組んでおり、例えば、労働条件の見直しや職場内コミュニケーションの活性化を図るためのミーティングをマネジャーである頃末さんと定期的に開催している。
これにより、スタッフ間の信頼関係を深め、チームワークを促進するとともに、職場の士気を高めている。
地域社会への貢献も、「With a Smile」の重要な柱の一つである。向井社長は地域の健康をサポートするだけでなく、地域イベントへの積極的な参加や、地域の福祉活動へのボランティア参加を奨励している。スタッフが地域活動に参加することで、地域社会との結びつきを強化し、それが結果として患者様の信頼獲得につながっている。
このようにして、「With a Smile」の理念のもと、向井社長はスタッフの成長を支援し、地域社会と共に発展することを目指している。
その結果、患者だけでなく社員からも愛される整骨院の創出に成功しており、それが株式会社With a Smileの持続的な成長を支えている。

向井秀彰社長は、株式会社With a Smileを通じて、今後も積極的な事業拡大と治療業界でのリーダーシップの強化を目指している。
現在5店舗を運営しているが、今後3年以内にさらに2店舗を開設し、年商2億円を目標に掲げている。さらに、従業員へ1千万以上の給与を払えるような会社にしたい。
この拡大計画は、地域社会への更なる貢献を可能にし、より多くの患者に質の高い治療を提供することを目指している。
同時に、従業員がこの会社で働くことのモチベーションにも繋がっていると言える。
このように着実に事業拡大している背景には、向井社長の経営感覚と直観があり、これまでの成功を支えてきた要因でもある。
今後予定している新たな店舗でも、しっかりと地域に根ざしたサービスを提供し、地域住民との絆を一層深めることを計画している。

また、地域社会との連携を強化するために、地域のイベントに積極的に参加し、健康に関するセミナーやワークショップを開催することで、地域の健康促進に寄与していきたいと語る。
地域貢献の具体的な方法として、向井社長は地域の福祉施設や学校との連携を深めることも視野に入れている。
例えば、高齢者や子どもたちを対象にした健康支援プログラムを展開し、社会全体の健康増進に貢献する計画だ。
このような活動は、地域住民からの信頼を得るだけでなく、社員にとっても自己成長と社会貢献の機会を提供する。

最終的に、向井社長はWith a Smileの事業を通じて、治療業界における新たなスタンダードを築き、経営者としての影響力を地域社会に広げていくことを目指しているのではないだろうか？そのために、持続可能な事業モデルと地域との共生を重視して、今後も革新的な取り組みを進めていくに違いない。
このように、向井社長と株式会社With a Smileは、将来への確固たるビジョンと地域社会への深いコミットメントを持って、事業を展開されています。
地域社会との強い絆と、それを支える確かなビジネス戦略が、同社のさらなる成功への道を切り開いていくことでしょう。

私たちの業界は地域の方々の健康に直結する仕事ですから地域貢献していると言えます。
患者様の悩みを施術することで、患者様から「ありがとう」と言ってもらって施術料をいただける良い仕事だと思っています。
もしこの記事を読んでくれて、これから治療家を目指して見たいと思ったり、今、治療家として働かれている方であるならば何かの気づきに繋がると嬉しく思います。

私は、「ご縁を大切にしている」という核があったからこそ今があると思っている。
この業界が好きで、生まれ変わっておこの仕事をしたいと思っています。
何かのきっかけで、この業界を選んで今働かれている方で苦しんでいる人がいるとしたらぜひ、連絡をください。
苦しくて一人で悩んであきらめるのではなく、ぜひ私に連絡をください。

インタビューにはきはきと受け答えをしてくれた向井社長。

その声は自信に満ち溢れて、事業もうまくやってこられたのかなと思いながらインタビューは始まりました。
しかし、現在に至るまでは、決して平たんな道ではなく、むしろ険しくて先の見通しがつかないような
体験をされていることを知りました。

この体験を、どのように乗り越えたのか？
それは、決断です。

現状ではだめだと考えてコンサルタントに学びを得る決意をされました。
それを真剣に取り組んだ結果事業は軌道に乗り、良い人との出会いもあり現在に至ります。

自分がそうであったように、開業間もなく医院運営に苦しんでいる経営者がいれば手を差し伸べたいとコンサルもされています。

自分が得た喜びを自分のものだけにせず与えるから、また回って自分のものとに来る。
そんな「自利利他」の精神でこれらも少しずつ着実に事業を成長されて行かれるだろうと思いました。

今後ますますの発展を祈願しております。