採用定着士による未来志向経営者インタビューサイト

深刻な高齢化が進む中で、医療技術の発展も著しく、
健康寿命という言葉が一般的になってきている一方、
長期間に渡る医療依存度の高い介護を必要とする方の数も年々増加しています。

そんな中、末期がんやASL（筋萎縮性側索硬化症）など寝たきり状態で介護量が多く、
一般的な老人ホームでの受け入れが困難な方に特化した施設
「ナーシングホーム花のいえ」を2020年4月に開業しました。

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当施設の特徴は、他の一般的な老人ホームと比べても
圧倒的に多い看護師の数です。
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と穏やかな口調で話す日髙社長に、創業に至るまでの想いから現在、未来のお話を伺いました。

自宅近くの老人ホームに祖母と一緒に入居していた祖父は、
日々自宅に足を運び庭で畑仕事を楽しんでいましたが、
ある日、畑仕事中に倒れて病院に運ばれてしまいました。
脳卒中でした。
もう意識が戻ることは難しい言われましたが、せめて最後は病院からは連れ帰ってあげたいと、
入居していた老人ホームに相談しましたが、看護師が常駐していないことや
夜間のケアが困難なことを理由に断られてしまいました。

このことがきっかけとなり医療対応型介護施設を自ら立ち上げることを決意しました。
残念ながら祖父は当施設オープン前に他界してしまいましたが、
祖母は当施設で最後を看取ることができました。

当施設スタッフには、こうした創業に至るまでの経緯や想いを伝えていますし、
「自分の親や身内、大切な人を入れたいと思える施設にしよう」
という気持ちを施設全体として大切にしています。

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医療と介護の両現場を経験して改めて思ことは、
重要なのは「人」だということ。
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技術レベルは教育である程度均一化できますが、
入居者様とそのご家族に対する接し方やチームワーク、マネージメントなど、
一人ひとりの持つ価値観や対応力、人間力が問われる場面が現場では多くあります。

小さなミスが命の危機に直結するシビアな環境の中で、
それぞれの責任と役割を正しく理解し仕事をやり抜くことがとても重要です。

とはいえ一人でできることには限界があります。
スタッフ同士が協力してお互いに気持ち良く仕事ができる環境をつくることはもちろん、
「入居者様とそのご家族の橋渡し役」としてより質の高いサービスを実現できるよう
チームで協力し合える方と一緒に仕事をしたいです。

当施設としても、研修や懇親会、ランチミーティングなど
教育の機会や従業員間のコミュニケーションの場を大切にしています。

現施設より規模の大きい住宅型有料老人ホームを3年以内に新設します。
新施設は看護・介護・夜勤スタッフ含めて３５人規模になります。

そのため、特に高いマネジメント能力を持ったスタッフの採用と育成に力を入れています。
新たな職場で力を発揮してみたいと希望される介護・看護のプロフェッショナルが
沢山集う梁山泊になればいいなと考えています。

プロフェッショナルの中には、経営視点を持った経理責任者や、
プランニングをお任せできるケアマネージャーも含まれています。
私たちは、個人個人のスペシャルな能力が思いっきり発揮できる環境づくりを心掛けています。